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おしりふきは手口ふきの代わりになる??ウェットティッシュは??それぞれの違いを解説

おむつ・おしりふきDIAPER
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2023/07/12

「おしりふき」と「手口ふき」はどちらも出産直後から使用頻度の高い赤ちゃんグッズです。しかし、使っているうちに「おしりふきと手口ふきの違いは何?」「使い分ける必要はあるの?兼用はできない?」「ウェットティッシュじゃダメ?」と思った方も多いのでは。実は、おしりふきは手口ふきの代わりに使用できる商品が多いのです。兼用できるなら外出時の荷物を減らせますし、手口ふきまで買わなくてよくなるため手間や出費もおさえられるでしょう。おしりふきと手口ふきの違いや使用時の注意点をご紹介します。使い分けるか兼用するか、選ぶ際の参考にしてみてください。

 

おしりふきと手口ふき。それぞれの用途の違いは?

「おしりふき」「手口ふき」と聞いて、普段手をふくときに使うウェットティッシュと混同してしまいそうになったり、違いが気になる方が多いのでは。
実は、ウェットティッシュとは大きな違いがあるため、詳しく解説しましょう。

おしりふきとは?

おしりふきとは、赤ちゃんがうんちやおしっこをした際に、肌についた汚れをふきとる商品です。ドライタイプやウェットタイプ・厚手・薄手・トイレに流せるタイプなど、バリエーションが豊富にあります。

手口ふきとは?

手口ふきとは、手や口まわりが飲食物や唾液で汚れたり、外出時にいろいろなところに触れて手が汚れた際につかう商品です。
薄手タイプが主流で、口まわりに使用するため商品によっては食品原料のみでつくられている種類もあります。

ウェットティッシュは代用品になるのか?

見た目や使用用途が似ています。では、おしりふきや手口ふきをわざわざ買わなくても、ウェットティッシュで代用できるでしょうか。
答えは、ウェットティッシュをおしりふきや手口ふきの代用にするのはあまりおすすめできません。なぜなら、ウェットティッシュは赤ちゃん向けの商品ではないからです。
ウェットティッシュは「健常な皮膚汚れの除去・ふき取り」を目的とした雑貨であり、乳幼児以外を対象とした商品です。
おしりふきや手口ふきは薬機法上「化粧品」に分類され、一般的に肌が弱い乳幼児を対象にしています。化粧品であるため、厚生労働省が定めている「化粧品基準」に適合した成分が使用されています。肌に優しい成分を使用しているか否かが大きな違いであるため、赤ちゃんにおとなが使用するウェットティッシュを使うのは肌荒れの原因になりかねません。
赤ちゃんの肌はおとなよりも薄くデリケート。手口をふくには、赤ちゃん用の商品を選んであげましょう。

 

おしりふきと手口ふきに違いはある?

おしりふきも手口ふきも赤ちゃんに使用する商品で、商品の特性上、とても似ていますが違いもあります。各メーカーからさまざまなラインナップが販売されているので、使用用途や育児環境にあわせて選びましょう。

素材の違い

おしりふきは不織布、手口ふきはメッシュ素材が使用されているケースが多いです。用途にあわせてふきとりやすい素材が使用されています。
商品を選ぶ際は、ふきとりやすさや肌触りで選ぶ方が多いのではないでしょう。肌触りは、おしりふきはやわらかく、手口ふきはサラッとした商品が主流です。

成分の違い

同じメーカーから出ている商品に関しては、おしりふきと手口ふきの成分はほぼ同じであるケースが多いようです。メーカーが変わると成分も変わってくるケースもあるため、赤ちゃんの肌に合うかは何種類か試し、赤ちゃんにとって快適な商品を選びましょう。

大きさの違い

おしりふきよりも、手口ふきのほうが若干小さめにつくられている商品が多い傾向です。
ただ、中には手口ふきのほうが大きいメーカーもあるため、購入の際は大きさを確認し、用途にあわせて使いやすさで選びましょう。

値段の違い

大半のメーカーでは、おしりふきよりも手口ふきのほうが、やや高い値段設定になっています。月齢があがればあがるほど、手口ふきの使用頻度は増えていきます。なるべくコストをおさえたい場合、おしりふきで代用するなどの方法をとっている先輩パパママも多いようです。

 

おしりふきは手口ふきの代わりになる?

おしりふきには、手口ふきの代わりに使える商品が多くあります。実際におしりふきの商品パッケージを確認してみると、手や全身に使える旨が記載されているのです。しかし中には、おしり以外の場所への使用は推奨されていない商品もあり、パッケージに記載されている内容はよく確認しましょう。
逆に手口ふきに関しては、手や口まわりへの使用に限定している商品が多いです。
「手口まわりにご使用ください」や「用途以外には使用しないでください」などと明記されているケースが多いため、購入前には必ず確認を。

おしりふきと手口ふきを使い分けるメリット

手口ふきは赤ちゃんや幼い子どもの口まわりに使用するため、食品原料でつくられている商品もあります。口の中に入ってしまうのが心配であれば、食品原料を使用した手口ふきがおすすめです。
一方でおしりふきには、口に入れる場面を想定しないで香料などを使用している商品もあります。毎回商品説明を確認するのが手間であれば、初めから使い分けしましょう。また、手口ふきはメッシュ素材なので、サッとふくだけで汚れがとれやすいのも特徴です。
おしりふきと書かれているのに口まわりに使うのに抵抗を感じたり、周囲の目が気になったりするのであれば、使い分けるほうが気楽かもしれません。それぞれを使い分ければ、おしりふきと手口ふきそれぞれの特徴をいかせる使い方ができるでしょう。

おしりふきを手口ふきとしても使用するメリット

  • ● 外出時の荷物を減らせる
  • ● 災害時にもおしりふきがあれば全身に使える
  • ● おしりふきのほうが安いため出費をおさえられる

育児中は外出時、何かと荷物が多くなり、少しでも減らしたい方にとってはメリットが大きいでしょう。実際におしりふきと手口ふきを兼用している方は「一人目のときは分けて使用していたが、二人目からは荷物が一気に増えて兼用し始めた」ケースも多いようです。

 

おしりふきや手口ふきを使用する際の注意点

おしりふきや手口ふきの使用方法や廃棄方法を事前に確認しましょう。捨てかたを間違えると問題が生じたり、成分を確かめないと赤ちゃんの肌質に合わないなど、さまざまなトラブルにつながる場合もあります。赤ちゃんへの負担や、思いもよらないトラブルを回避するために、使用方法や廃棄方法には注意しましょう。

強く擦らない

赤ちゃんの肌は薄くデリケートです。汚れを落とそうと強く擦ってしまうと肌トラブルの原因に。おしりふきや手口ふきを使用する際には、優しくなでるイメージでふいてあげましょう。

肌トラブルがみられた場合は医者に相談

赤ちゃん用の「おしりふき」「手口ふき」として販売されている商品であれば、肌に優しい成分が使用されています。しかし、赤ちゃんの敏感な肌に「合う・合わない」は個人差があります。多くの子どもにとっては大丈夫でも、なかには肌荒れをしてしまう子どもがいるかもしれません。
使用時に「強く擦ったわけでもないのに赤くなってしまった」などの肌トラブルがみられる場合、すぐに使用を中止して医者に相談しましょう。

使用できる範囲を確認

おしりふきには、手口ふきと兼用できる商品が多いのですが、すべてが兼用可とは限りません。兼用を考える場合はトラブルを避けるため、商品パッケージに記載されている内容と注意書きをよく確認して使用しましょう。

廃棄方法を確認

おしりふきでうんちやおしっこをふいた際、トイレに流せると楽なのですが、おしりふきの中には「流せるタイプ」と「流せないタイプ」があります。
トイレに流せないタイプを流してしまった場合、配管が詰まってしまうおそれも。商品パッケージには廃棄方法や取り扱い注意点が記載されているため、よく確認して廃棄しましょう。

 
状況にあわせて上手に使いこなしましょう

おしりふきは手口ふきの代わりにできるため、先輩パパママは兼用している方も多いようです。メーカーのなかには、消費者の選択肢を広げる目的で、それぞれのラインナップを用意していると説明している商品もあります。
使い分けるか兼用するかは、パパママの方針や考え方である程度自由に選択できます。育児環境や状況にあわせて上手に使いこなしましょう。